19730608「この人」ドライポイント

 
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「この人」
19730608
ドライポイント 
15.5X13cm
 
 
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「虚」
19730629
22X7.5cm
 
 
大学に入学したのが1972年。2年になって版画をやらないかと2年先輩で同郷の戸村茂樹さんから誘われて版画室に入った。版画科というのはなくて所属科が別にあってやりたい者が勝手に版画室を使っているという状況だった。版画担当は前川直先生でプレハブの版画室を学生に開放してくれていた。銅版画は同じ学年の菊地健一君と一緒に戸村さんに教えてもらった。4年の阿部陽子さんはシルクスクリーンを制作しており、足手まといの手伝いなどしてそのやり方を学んだ。その頃から岩大プレハブ版画室は学生の自主的な集まりとして継続し、10年程して版画科が新設されることとなる。
 
上は初めての銅版のドライポイント。下は亜鉛版による初めてのエッチング