1975

1975 銅版画ー5

「エスカルゴ」 1975 15X15cm エングレービング、アクワチント 1975 エングレービング ビュランを使った作品。ビュランは西洋の彫刻刀で硬い素材にシャープな線を刻むことができる。木口木版や銅板に線を重ねて陰影や立体表現が可能である。下の作品は試作。…

1975 銅版画ー4

1975 39X6.5cm 銅版画 1975 20.3X7.4cm 銅版画(一版多色刷) 「AとDに捧ぐ」 1975 12.5X27.5cm 銅版画 一年下の後輩がバイトしていた広告代理店から大通りの菅原靴店のディスプレー用の作品として銅版作品を何点か買ってもらったことがあった。多色刷りがそ…

1975 銅版画ー3

1975 44.5X36cm 銅版画 1975 20.5X26cm 銅版画 「ヘルタースケルター」 1975 10.6X14.4cm 銅版画 銅板を加工するには様々な道具類が必要になる。銅版切り、線を引くためのニードルやビュラン、削るスクレッパー、潰すバニシャー。メゾチントの黒い地を作るた…

1975 銅版画ー2

1975 36X30cm 銅版画 1975 27X27cm 銅版画 銅を腐食するのに使っていたのは硝酸だった。劇薬なので現在では酸化第二鉄を使うことが多いようだ。確かに硝酸と銅が激しく反応すると刺激臭とともに黄色い気体が立ちこめることもあった。体に悪そうだと思ったが…

1975 銅版画ー1

1975 29.5X36cm 銅版画 1975 10.4X9.7cm 銅版画 卒業制作のため大判の作品を作り始める。当時銅板は本町(第一勧銀の隣)にあった森政吉商店で売っていた。ピッカピカの銅板を老舗らしい古く立派な店舗に買いにゆくのもちょっとした楽しみだった。定尺365 × …

1975 水彩画-5

「五ミリの玉には五分の魂」 19751208 21X31.5cm 水彩 「遊べない広場」 1975 水彩 個人蔵 たまたま持っていたマーメイド紙に透明水彩で描いた絵。絵具と水と紙の関係を意識して描くことを覚えた。水で溶いた絵具が紙に沁みて発色することにドキドキする。こ…

1975 水彩画-4

「感情の支配者」 19750914 50X35cm 水彩 1975 36X50cm 水彩 「虚しい部屋」 197501015 36X25cm 水彩 「感情の支配者」は版画室で描いた。紙はデッサン紙、絵の具はペリカンの固形水彩。なぜか描いたときのことを今でも憶えている。銅版画の息抜きか? その…

1975 水彩画ー3

「ある人間の肖像」 1975 リトペーパー試刷りに水彩 「月とかけら」 1975 水彩・コラージュ 「テレビ番組表」 1975 13.1X24.1cm 水彩・コラージュ 版画の試刷りの上に描いてみたり、新聞紙を貼り付けて描いてみたり。

1975 東京学芸大学・岩手大学 版画教室の動向展

写真提供;戸村茂樹氏 「ヤマトへ」 1975 銅版画 「版画教室の動向展」 1975年2月17日ー23日 MORIOKA第一画廊 どういった経緯でこの合同展が開かれることになったのか記憶が定かではないのだが、版画の講師で来ていただいていた今井先生が学芸大で教えていた…

1975 水彩画-2

「愛する人と」 19750404 24.3X37.6cm 水彩 「接吻」 19750410 26X18.2cm 水彩 75年、4年生になって大学の版画室では卒業制作に向けての銅版画制作、自室では水彩を少しずつ描き始めろようになった。といっても銅版を集中的に制作していたわけで、水彩はたま…

1975 水彩画-1

「おなかのかたつむり」 19750210 17X16.5cm 水彩 「たまご」 19750227 27.2X19.8cm 水彩 2月のある夜、自室のコタツで銅版画の試刷りに水彩で色をつけてみた。色を付けたというより、版画を下絵にしてその上に下絵以上のものを描いた。水彩は面白いなと思っ…

1975 木版画

1975 38X38cm 油性木版画 75年になって、この作品で木版は一旦終了する。4年になり、卒業制作の銅版画を作るためである。木版が復活するのは90年代に入ってからになる。 これまで作って来た多色刷り木版は「彫り進み法」というやり方である。一般的に多色刷…