1975 水彩画-4

 
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「感情の支配者」
  19750914
  50X35cm
  水彩
 
 

 
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1975
36X50cm
水彩
 
 

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「虚しい部屋」
  197501015
  36X25cm
  水彩
 

「感情の支配者」は版画室で描いた。紙はデッサン紙、絵の具はペリカンの固形水彩。なぜか描いたときのことを今でも憶えている。銅版画の息抜きか?
その頃、美術雑誌「みずえ」の表紙は池田満寿夫の転写を使った水彩画だった。
アメリカのプレイボーイ誌のヌードを転写して、そこに水彩で描き込んで作品にしていた。随分魅力的に見えた。自分でもやってみたくなり日本版プレイボーイや平凡パンチのグラビアを切り抜いてシンナーとプレス機で転写して同じようにやってみた。絵の技量が伴わず全然かっこ良くないものばかり出来た。「虚しい部屋」はその中の一つ。それでも転写の技法は面白く、水彩を使わない転写だけのコラージュもいろいろ作ってみた。当時は写真を使った風刺的なコラージュが大変流行していて、雑誌や広告などに随分使われていたので、それに影響されたのだと思う。